
誰も知らない、いのちの物語
住友は、長い時間を重ねてきた森との関わりの中で、森にある多様な価値を見出しました。この森は今まで聞こえなかった、見えなかった、見過ごしていた、いのちの物語「UNKNOWN」を語り、触れていただく場所です。
多種多様な生命をつつみこむ森。そこには、個性にあふれ、いきいきと躍動するいのちがあり、多様性をみとめ合って生きるよろこびがあります。その森が持つ価値、わたしたち人間では知ることができなかった学びをこの UNKNOWN FOREST での体験を通して伝えていきます。


ストーリー
約4億年前、地球に森が生まれた。以来、森は数えきれない命を育み、人間にとっては、敬い、そして時に恐れる存在となってきた。文明が進んだ現代においても、森には多くの「未知」が息づいている。
物語の舞台は、その未知なる森――UNKNOWN FOREST。
この森を訪れた人々は、一本の巨木「マザーツリー」に導かれる。
幾千年もの時を生きたこの木は、いま、命の終わりを迎えようとしていた。
そして彼女は、最期の願いを人々に託す――「いのちの物語を、集めてきてほしい」。
マザーツリーは、森を吹き抜ける風の力を「ランタン」に宿す。
それを手にした者だけが、森に眠る“いのちの物語”を引き出すことができる。
やがて、風に乗って現れる風の妖精に導かれ、人々は森の奥深くへと足を踏み入れていく。
この森は、自ら探し求めなければ、何も語ってはくれない。
仲間と共に、冒険心と想像力を携えて森をめぐるとき、心を震わす新たな発見が待っている。
そこには、「誰も知らない、いのちの物語」が広がっている。


パフォーミングシアター
暗く温かな土の中で、小さな種が目覚め、やがて森を育む存在へと成長したマザーツリー誕生の軌跡や記憶の断片に触れ、その最期の瞬間を見届ける物語。およそ幅20m×⾼さ7.5mの「パフォーミングシアター」を舞台に、空間に漂う⾵や霧が来場者の感覚を揺さぶり、複層の映像スクリーンと⾳楽・⼈が融合する⼤迫⼒の演出でUNKNOWN FORESTのクライマックスを迎えます。
舞台は3層のレイヤー構造で構成。奥には巨大なLEDビジョン。演者の動きを効果的に見せる舞台装置は、ミュージカルなどに実績を持つ美術チームが手がけています。観客の目の前にはプロジェクターから立体的に映像を投射するメッシュスクリーン。映像・音楽・人の動きが融合する演出が繰り広げられます。
