
住友館クリエイターズボイス Vol.8 小出郁実 Chief VIP Attendant
こんにちは、住友館です。
この連載「住友館クリエイターズボイス」では、展示や建築、演出に関わったクリエイティブスタッフたちの“声”を、少しずつ紹介していきます。
万博やパビリオンにかける想い、乗り越えた苦難、ゆずれないこだわりなど、たくさんの物語が詰まっています。
今回の語り手は、住友館でチーフVIPアテンダントとして来賓やVIPゲストの接遇を担当する小出郁実さんです。
<プロフィール>
新卒で商社に入社、人事として採用、教育を担当。その後、アメリカに渡り、ウォルト・ディズニー・ワールドのキャストとして活躍。
https://www.crop-net.co.jp/
住友館に関わることになったキッカケは?
なじみのある大阪という土地で開催される、万博という世界的なイベントに関わりたかったからです。異国の文化を知ること、体験することが好きな私に万博という場所は大変魅力的でした。私自身小さい頃から自然に囲まれて育ってきたこともあり、自然に触れる機会が多く、森、自然といのちをテーマにした住友館で働くことができて嬉しいです。
より良いチームづくりのために
チーフとして、チームのメンバーと細やかにコミュニケーションを取ることを意識していました。住友館に関わり始めたのは開幕1か月前ほどからですが、異なるバックグラウンドを持ち年齢や経験の異なる方々と、どのように関係を築いていくかが課題のひとつだったかと思います。
研修中は自身も正解が分からない中ですが、アテンダントへの指導、また共に勤務する立場として、どのような立ち居振る舞いであれば、チーム全体といい関係性を築けるかを常に考えていました。

たくさんの人たちとの関わりの中で学ぶ日々
正直なところ、想像をはるかに超える反響です。アテンダントチームのメンバーに加え、植林体験のボランティアスタッフの方、警備の方など住友館に関わるスタッフとのコミュニケーションを意識しておこなってきたので、色々な方との意見交換の機会があり学びの日々です。

6か月という短い期間ですが、異なる業種・業界出身の方々や、様々なお客様とお話しさせていただく機会を多くいただきました。厳しい言葉をいただくこともありますが、時には自信をもって強く、時には引いて対応することの大切さや臨機応変に行動することがいかに現場で重要かを学ぶことができました。

ルールはもちろん必要ですが、その場その場で考え伝え行動する臨機応変さを磨くことができたかなと思います。また、異なる背景、経験を持つ方たちとともに働く中で、自分とは違う視点を持っている方もたくさんいらっしゃるので、視野を広く持ちたいなと思いました。こうした気付きを活かして、今後の仕事や生活に役立てたいと思います。
ここを読んでいるみなさんに、ひとこと。
体験型のパビリオンで楽しみながら命や自然の大切さについて気付かされることも多いのかなと思います。日々目まぐるしく変わる情勢の中で、自然を意識し、近い距離で関わり続けることは簡単ではありません。改めて生き物の役割、私たちの生活に自然や生き物がどのように関わっているかを感じることのできる住友館での体験は面白いなと思っています。
また、植林体験では、普段ではなかなかできない貴重な体験ができる素敵な機会だと思っています。お子様が和気あいあいと学び、実際に土に触れ体験する姿を見ることができて嬉しいです。
